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忙しかったり、照れちゃったり、思いが空回りしちゃったり…毎年のことなのに、「ありがとう」を伝えるのが意外と難しい母の日。でも、おいしい料理に気持ちを託せば、きっと素敵なひと時が――そんな母の日にまつわる3つのエピソードをお楽しみください。

Episode01 母になって知る、母の偉大さ

一年前、子どもが生まれた。
想像していたよりも十倍、人生が変わった。
眠い目をこすってミルクをあげて、
止まらない夜泣きに眠れない日々…。
「お母さんってこんなに大変なんだ」
ふと自分が幼かったころの記憶がよみがえる。
早朝のお弁当づくりに、雨の日の送り迎え、
突然の発熱に徹夜での看病 ――。
お母さんからかけられたたくさんの愛情。
そうだ、今年の母の日は華やかなサラダを持って
ありったけの「ありがとう」を伝えに行こう。
いつもとは違う花の香りのドレッシングに
数えきれない感謝をのせて。

5.12は母の日。とっておきの料理で、
お母さんをお祝いしよう。

Episode02 母をがんばらせない母の日

「今日はごちそうにしましょう♪」
毎年、そう言っては「母の日」なのに
自分が一番がんばってしまうお母さん。
祖母直伝のちらし寿司に、マカロニサラダ、
紅茶の入ったシフォンケーキ…
思い出のレパートリーは数知れず。
一方、娘のわたしはと言えば、
せいぜいカーネーションを用意するくらい。
とはいえ、今年でお母さんも70代。
今日のところはおとなしく、
「お祝いされる側」に回ってもらおう。
真鯛とオクラのフリットをお皿に盛るわたしに、
「このソース、梅の香りがとてもいいね」と
うれしそうなお母さんの笑顔。
くつろぎの時間も一緒にプレゼントさせてね。

5.12は母の日。とっておきの料理で、
お母さんをお祝いしよう。

Episode03 母への感謝は、お気に入りの味に託して

お母さんに面と向かって「ありがとう」と
言えなくなったのはいつからだろう?
中学生だったか、それとも高校生だったか。
伝えたい気持ちはたくさんあるのに
どうにも素直になれない自分がもどかしい。
でも、今日は母の日。
カーネーションなんて柄じゃないけど、
感謝の気持ちは伝えたい ――
そんな僕が向かったのは電車で7駅のデパート。
お母さんにプレゼントなんて恥ずかしいけど
料理なら自分も食べたいからと言い訳できる。
目移り必至のショーケースから選んだのは
「柔らか煮込みポーク バルサミコソース」。
以前お母さんが「大当たり!」と言っていた一品に
言い尽くせない気持ちを託そう。

5.12は母の日。とっておきの料理で、
お母さんをお祝いしよう。

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